むかしむかし、この辺には働きもの木こりがたくさんおってのう、
朝も暗いうちから陽が沈むまで、そりゃもうよう働いとったそうな。
じゃが、貧しい時代のことじゃ、おなかをすかせても一日三食とはいかず
仕事の合間に、たらいうどんとジンゾクと呼ばれる川魚をダシに、
タレ汁につけて食とったそうな。
素朴な田舎の木こりのことじゃ、それが唯一の楽しみじゃったそうな。
以来、この地の人々に根差し冠婚葬祭をはじめ集いの場でも
たらいうどんが食べられるようになり御所伝統の郷土料理となったそうな。